〜鍼灸 経絡治療の生い立ち1〜

謎のベールに包まれた、ちょっ怪しい、(っいえいえ!汗)
ちょっと不思議な鍼灸。
今回は、鍼灸のことをもっと身近に感じてもらえるよう
日本の鍼灸の歴史 生い立ちについてお話いたします。
中国のものだと思われがちな鍼灸ですが、実は日本独自のものなんです!

今から約1500年前、古代中国の医学が日本に伝わります。
そして、日本人の体質や文化に合わせて独自の発展を遂げます。
これを日本の東洋医学、『漢方医学』と呼びます。
勘違いしやすいですが、おなじみの漢方薬のことだけを指すのではなく

『漢方医学』の中に、
鍼灸
・湯液(とうえき 漢方薬のこと)
・導引 あん摩(どういん あんま 体操やマッサージのこと)
養生(ようじょう)

などが含まれているんですね。鍼灸はこの漢方医学のひとつです。
鍼灸のほか、あの漢方薬も日本独自の医学なんですね。

(個人的には最後の『養生』もとっても大切な役割をになっているので
後日 養生の回でお話したいと思います。)

飛鳥・奈良時代 鍼灸、湯液が日本の医学として定められます。
鎌倉時代には庶民の間で“お灸”が広まったそうです。
そして時はめぐって江戸時代!
日本独自の医学『漢方医学』が完成します!
現在、わたしたち鍼灸師が使っている「管鍼法」という技術は、この時代に発明されます。
さまざまな鍼技の流派も起こり鍼灸が盛んになる一方、蘭学と呼ばれる西洋医学も導入されます。
なかでも 石坂宗哲という人物は、鍼灸に精通しながらも西洋医学を取り入れ、西洋に
日本の鍼を紹介します。西洋でこの日本式の鍼が注目され、改良し、
注射器が誕生したとも言われています。

明治時代 時代の波に押され、明治政府は日本の医学を
“東洋医学から→西洋医学に変更します。” (涙)
今まで永い年月日本人の健康をささえてきた鍼灸が
あくまで盲人の方のための職業とされ、漢方やあん摩の補助的な地位におかれてしまいます。

なんとか鍼灸を以前のような確立した医術として広めるため 立ち上がったのが
鍼灸師の世界では知らない人はいない 柳谷素霊先生 です。
昭和2年、柳谷先生の『古典に還れ』の号令のもと 誕生したのが
当院が行う 経絡治療 です。

 

〜鍼灸 経絡治療の生い立ち2〜 続く